満月レター 1/18

 

こんにちは、MOONSOAPです。冷たい空気の中、月が澄んで見えます。寒い季節は、温かいもののありがたさが身に沁みます。

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１．MOON LETTER

２．お知らせ

３．花葉月果（かようげっか）

Contents

１．MOON LETTER

2022年、1月18日　朝の8時49分に2022年最初の満月を迎えます。

 

最近とみに、見えている世界が、ひとによって変わってきてるなぁと実感します。

 

1月はじめの東京、大雪の日。

朝起きて雪を見た時、

 

ワクワクしたひと。

朝日に輝く世界の美しさに感動したひと。

寒そうで幻滅したひと。

滑ったらどうしようと不安を感じたひと。

 

いろいろだったと思います。

 

でも、感情も思考もなければ、雪は、

 「ただそこにあるもの」だったと思うんです。

 

どう受け止めたか、どう感じたか、それぞれの人の見方であり、どんな世界に生きているか、だったんじゃないかな。

 

今回の満月は、月は蟹座、太陽は山羊座。

 

社会的には水面下でいろんなことが動いていそうだけど、

人の気持ちは家庭や生活、自分の居場所に向かいそうです。

 

一番寒い時期でもあるし、家で暖かくしてほっとできる時間をすごすようなイメージでしょうか。

 

親しい人や家族との時間を楽しんで、何気ない日常や風景、「ただそこにあるもの」に幸せを感じられたら、それがほんとうの豊かさなのかもしれません。

 

そんな感じの満月です。

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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。

２．お知らせ

【 出店情報】


Holistic Journey　MOON MARKETに出店します。
空気が澄み渡る季節に、わくわく心温まるホリスティックジャーニーの世界をのぞきにいらしてください。
 
開催内容の詳細はコチラです。
 
▶マーケット日時
1/21（金）・22（土）11:00-17:30
場所：Tree of Life
世田谷区上用賀5-16-21
用賀駅より徒歩10分

【1万円以上お買上げプレゼント】

１２～１月に、HPで1万円以上お買上げの方に 「パガヨーの麻炭スティック」 をプレゼントいたします。


空気や水を浄化する多孔質の麻炭のスティックです。タイ・パガヨーの人たちが無農薬栽培で大切に育て、乾燥させた美しいヘンプの茎を、じっくり焼き上げ、太陽のもとで仕上げました。

３．『花葉月果（かようげっか）』　第十七話
「リトリート　〜屋根のない診療所・軽井沢編」

Retreat［ritríːt］：　退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート。

自分が自然の一部であると感じられなくなった時の 急激な孤独。

 

自分ではない声がたくさん聴こえてきて

 

自分の声がだんだんと聴こえてこなくなる不安。

 

目が見えなくて、息ができなくなるような

 

じわじわと　そんなときに

 

森の中に立つ

 

築100年の古い大きな家が

 

こっそりと呼んでくれました。

 

おいで、と。

 

＊＊＊

 

世俗から離れてゆく感じのある

別荘地、軽井沢。

光ある舞台の疲労を

 

疲労と感受できないくらいの緊張に満ちたくらしをも

 

ただ素知らぬふりをして、

 

華やかさのうちにさりげなくかくまってくれる場所。

 

＊＊＊

 

木立が覆う空間は広く

 

その下にいる人間は小さく

 

大正時代の堅牢な木造建築の洋館に包み込まれる私たち。

 

＊＊＊

 

心の水が澄んでゆく

 

この感じは

 

標高1000mを越えるこの土地の

 

クリスタルのような空気のせいかもしれず

 

だけれども

 

誰かをかくまい続けてきた

 

この土地の、優しさと

 

修道院という建物にアーカイブされた

 

祈りや

 

ささやかで美しいものたちを

 

そっと保ってゆく力のおかげなのかもしれない

 

と思っています。

 

＊＊＊

 

日常の嵐の中に

 

陰と陽が反転し

 

闇と光が溶け合って

 

ふと出会った心の静寂に

 

満たされるささやかなそんな場所。

 

＊＊＊

 

弱さのままで

 

優しさのままで

 

柔らかさのままで

 

いつも在っていい。

 

＊＊＊

 

いつも在っていい？

 

YES いつも在って　

 

いいよ

 

と、強いからこそ言える優しさを

 

誰かに提供できるだけの大きな自然

 

のようなアネモネ院、軽井沢は

 

もしかしたら幻のようかもしれず

 

次に来るときはもうないのかな、と

 

いつも思います。

 

（続く）

by 池田早紀 "Ayurveda for your life"