2024.1.26 満月「いつもそこにあったものを変えてみる」

       

こんにちは、MOONSOAPです。先住民族ネイティブアメリカンで1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれています。オオカミは繁殖期が始まり、仲間を見つけるために遠吠えをします。いつもより遠吠えがよく聞こえる季節の月ということだそうです。暖かい春に向かって心の中で吠えて、この寒さを乗り越えたいものです。



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1.MOON LETTER
2.花葉月果(かようげっか)

Contents

1.MOON LETTER 

126255分、蟹座で満月を迎えます。

前回の新月からあまり変化のない配置ですが、太陽は山羊座に入り、金星が蠍座から射手座に動きました。

 2室に惑星集中があり、大きく何かを変える、というよりは日々の生活にフォーカスするとよさそうな配置です。

 たとえば、ずっと使っていてもう古びている生活用品や服、下着を新しくしてみる、というようなちょっとしたことで、気分がリフレッシュできたり、便利になってストレスが減る、とかそんなこと。

 「いつもそこにあったものを変えてみる」ことで、少し楽しくなるような、そんなタイミングなのかなと思います。

 今年は、勉強中のOSHOタロットをひいて、メッセージをお伝えしていこうと思います。

 Turning 内側へ向かう

自分をとりまく世界を見て
心は常に動くけれど
本当のやすらぎは
自分の中にある。

※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うため、月の入るハウスが変わり、今回は西洋占星術では獅子座ですがインド占星術では蟹座の満月です。

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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


2.『花葉月果(かようげっか)』 第四十ニ話 

「料理のセッションとお伊勢参り  〜その2 お伊勢参りとcocotte山下さん編」

〜どの本を開いても、料理上手なお母さんがいて、『今の私の原点は、母の味です』というような幸せの連載が垣間見えた。家族揃っての和やかな食卓。料理は愛情というキーワード。

そういうことは、知っていた。頭ではわかっていた。幸せな食卓を経験したからこそ、舌の記憶との相乗効果で、大人になった時に誰かのために美味しい料理を作りたい。喜ばせたいと人は思うのだ。

少し前までは、料理本を見てもこんな気持ちにはならなかったのに、気分が沈んだ。あれ?私どうしちゃったんだろう。と思った。

 阿部直美『おべんとうの時間がきらいだった』より
 

 

料理にコンプレックスを持つ私とはうらはらに、私の周りには料理好きで心の底から食べることの幸せを知っている友人たちがいつもいました。

 

彼女彼らの存在にはいつも明るさと説得力がありました。

 

いつも彼女彼らは欲望に正直で眩しく、一緒にいるだけでそのエッセンスを存分に浴びることができました。

 

***

 

山下由華さんという方に出会ったのは、そんなある日の出来事でした。

 

由華さんは「cocotte山下」というレストランを伊勢に構えており、聞くとことによると各地のフレンチレストランで修行を重ねてきた上で独立。多くの従業員を雇いながら自らのレストランを営み、パン屋の経営も経て、コロナ禍、現在のお一人で切り盛りするお店のスタイルに切り替えて料理を続けているということでした。

 

三重県伊勢市。伊勢という言葉に咄嗟に江戸時代の庶民の憧れであったお伊勢参りを思い浮かべ、尊い場所で何か特別なお仕事をされている方なのだろうなと、その地にレストランの様子を重ね想ったのでした。

 

そしていつか私も人生の中でお伊勢参りに行くことがあるだろうから、その時にはぜひ

cocotte山下を訪ねてみよう、と江戸時代の人々が夢見るように考えたのでした。

 

そんなシェフの由華さんが、個人セッションを始めたというお知らせが、ある日、目に留まりました。

 

この個人セッションはお料理をしながら行う個人セッションで

よくよくみると、むしろ一緒に料理をすることをセッションとしているようなのでした。

 

そこにはこう書かれていました。

 

「個人セッション、4時間、※女性限定

じっくりと時間をかけて一緒に身体や心の声に耳を傾けていくなかで、生まれたり流れ出したりする感覚を共に味わい、そこからヒントを得た季節の料理を共に作って、共にいただく時間です。その日作った料理のレシピやその日に出てきたお話のカケラを記したレターとあなたの食養生のヒントを体質に合わせたブレンドハーブティーと共に後日郵送いたします。」

 

シェフが自ら素人と一緒に料理、と驚きながらも

由華さんのずっと朴訥で、何一つひけらかす要素のない淡々とした姿に無条件の信頼を置いていた私は、思い立ったその場でセッションを申し込んでしまったのでした。

 

後から調べると、それはさながら江戸時代の「抜け参り」のようでした。 

(続く)

*cocotte山下

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by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 

 

atelier asha 2月までのトリートメントは満席となっております。3月以降のご予約を賜っております。軽井沢アネモネ院はGWに眠りから目を覚まします。

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