2023.10.29 満月「新らしい世界への一歩」

    

こんにちは、MOONSOAPです。朝夕涼しくなり、紅葉のたよりもあちこちから届いています。猛暑の影響か、秋の実りも案じられるこの頃です。広葉樹のブナの実やどんぐりも不毛で、動物たちも里山や街まで侵入し、いたましいことが相次ぎ、胸が痛みます。すべての生きものが穏やかな冬を迎えられるよう願うばかりです。


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1.MOON LETTER
2.お知らせ
3.花葉月果(かようげっか)

Contents

1.MOON LETTER 

10月29日5時23分、牡羊座で満月を迎えます。

この日は部分月食です。

日本でも観測できるようですが、明け方に西の空で起こるので場所によっては見える、という感じでしょうか。

太陽がある天秤座に惑星に惑星集中があり、対面の牡羊座に月、木星、ラーフ(ドラゴンヘッド)と、天秤座⇆牡羊座軸がとても強調された配置です。

そろそろ、本気で自分がどう生きるのかを決めて

行動するタイミングに入ってくると思います。

人からのよいアドバイスや情報も得られそうですが、あくまで決めるのは自分。

そして、この2023年の秋に決めたことはもう覆らない。

それぐらい、重要なポイントを私たちは今通過してるように見えます。

ここからは、私は自分に正直に、本当にやりたいこと、心が満足することを選択していくつもりです。

月のナクシャトラは、アシュヴィニ(Ashvini)。

闇と光をつなぐ、夜が明ける前の特別なエネルギー。

シンボルは「馬の頭」

※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うため、月の入るハウスが変わり、今回は西洋占星術では牡牛座ですがインド占星術では牡羊座の満月です。

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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


2.お知らせ
[HP限定一万円プレゼント ]

1011月のオンライン限定1万円プレゼントは、ヒマラヤのブラック岩塩の入浴剤です。とても疲れた夜に、調子が少し悪いときに心身を整えたいときに、自宅でじっくりと温まり、おくつろぎください。まるで山奥の硫黄温泉に行ったような気持ちに。

大地の滋養が凝縮された黒いダイヤモンドは、太古の昔の清らかな海の水が長い時間をかけて蒸発し、結晶化しました。

黒いヒマラヤ岩塩は、火山をそのまま閉じ込めたようなエネルギーが凝縮されています。

硫黄、銅、鉄、亜鉛などのミネラルが多く、デトックス効果に優れ、寒い季節に芯から温めてくれます。


[Atelier MOONSOAPにて ]

11月11日(土) ◇ ファーマーズマーケット出店します ◇ 10:00-16:00


生産者や農家さんから、直接、調理法や使い方を教えてもらいながらの買い物はいつも本当にありがたく、毎日の生活が鮮やかになります。

MOONSOAPは、季節のおすすめをセレクトしてもっていきますので、当日、全商品はございません。もし、お買い求めをご希望の製品がある場合はinfo@moonsoap.com にメールなどでご一報いただけますと幸いです。


11月18日(土) ◇ ホリスティックハーバルリーディング ◇ 13:00-17:00

内容 : ハーブとアロマのメッセージから本来の自分を優しく見つめるホリスティックハーバルリーディングを Lilia さんをお招きして開催しています。 詳細>>

11月25(土26日日) ◇ お花の販売会 moluccella tokyo ◇ 11:30-17:00
 

11月30日(木) ◇  カードリーディング Peanuts Yoko ◇  11:00-

内容 : Peanuts Yokoのリーディングではカードを通しご自身が答えを見つけていけるように
アドバイスするを心がけています。カード以外にも見えたり感じたりするイメージも
お伝えする場合もあります。初回の方にはチャクラバランスを見たり数秘術なども
用いてリーディングさせていただきます。

30min ¥3500

残り2枠 下記募集中です。
11:4012:10 13:0013:30 
ご希望の方は peanutwork1104@gmail.com または インスタグラム @peanuts_ten DMにてご連絡ください。

3.『花葉月果(かようげっか)』 第三十九話 
 
Translate  これは通訳なのだろうか編」
 
〜わたしたちは自らの知識の先端、つまり既知と無知を隔て、片方からもう片方へと移行させるこの極限点においてしか書くことができない。
ドミニクチェン『未来をつなぐ言葉 〜わかりあえなさをつなぐために』中、
Gilles DeleuzeDifférent set répétition1954(筆者訳)より


 
アーユルヴェーダのセラピストという仕事をしている中で
ひょんなきっかけからドクターの通訳をするようになって
3年が経ちます。

ドクターというのはアーユルヴェーダという伝承医学の医師のことで
アーユルヴェーダが国の認める医療になっているインドおよびスリランカのお医者さんが先生として英語で話してくださる講座を日本語にして話す、という通訳(逐次通訳)です。

お世辞にも英語が堪能というわけではない私が
アーユルヴェーダが好き、の一心で二つ返事でお引き受けさせていただいた
 このお仕事ですが

最近ではものを訳して伝える、というTranslateについて
ようやく考えをめぐらせられるようになりました。

***

言語を訳す時というのは一旦他者の言語を受け取り、それを体内でconvert(変換)するというプロセスがあってそれが訳語として出てきます。
例えば、please do not hesitate to ask me a question.


をどうぞ、恥ずかしがらないでください、質問することを、私に、
と受け取ったあとに、convertして
「ご質問はご遠慮なくどうぞ。」
と訳す、

といったようなことなのですが
 
この時に発動するのは、英語人である自分の言い回しと
日本語人である自分の言い回しがそれぞれ違うという知識と認識
そして
 
「このまま伝えても絶対に意味不明である!」
という危機感です。 

***

同様のことは日本語の間でも起こっていると思います。
方言を標準語に、標準語を方言に、
といった言葉の「形」の問題ではなく
世界認識の方法としての言葉として、です。


***

私は元来頭の中が散文的でポエム構造なので、
理系で大変ロジカルな弟とは昔から話が噛み合いませんでした。
常に彼は私との会話の途中で
 
「それ何の意味があるの?」
「それってどういう意味?」
「今なんのこと言ってんの?」
「え、結論は?」
と質問をしてくるので、
 
なんて話のわからない男なんだろうと
その都度、勝手に憤慨していたのですが
4年前から(これもひょんなことから)彼の研究室でお手伝いをするようになったときに
“このまま伝えても絶対に意味不明であるという危機感” 
が、私の中で赤く激しく点滅し始めました。
 
事実、わたしの使っている言葉と、
プログラミング言語と英語の論文に慣れている
彼らの言語は、同じ日本語なのに全く違ったのでした。

私から自動生成される日本語は、彼らのレセプターにはハマらず
「すみません、池田さんの言っていることの意味がわからないのですが、
それはつまりこれこれこういうことでしょうか?」
と真顔で聞き返されることもありました。
 
たとえば、

古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音

は研究室では通じない日本語です。
(あれっ?おかしいな、私のコミュニケーションはこれだけで成り立っていたのに。)
と若干首を傾げながら

古池というのは、成立年代は不明ですが古く見える池のことで
蛙がその池に飛び込むことによって水から音がする、という一瞬の風景について
私はいま先生にお伝えしたいと思っています

といった具合に頭の中でまず彼らの言葉に一旦 convertし、
そして伝える、ということが大切で

そうするととても仕事がうまくいくのです。

私は、ほうほう、と納得しながら
彼らの日本語を、つまり昔はさっぱりわからなかったある種の思考パターンを
新しい言語の文法を学ぶように身につけていきました。
 
***


これが私の通訳の原点のように思います。(続く)


by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 

本年の軽井沢アネモネ院でのアーユルヴェーダのトリートメントは10月末をもちまして終了となります。引き続き東京 atelier asha 211でのご予約を受け付けております

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