2023.8.31 満月「新しいバランス」

   

こんにちは、MOONSOAPです。そろそろ9月になりますね。涼をとるために、朝晩のそよ風や虫の音に秋らしさを感じ取るようにしています。


Today's MENU

1.MOON LETTER
2.お知らせ
3.花葉月果(かようげっか)

Contents

1.MOON LETTER 


8月31日10時36分、水瓶座で満月を迎えます。


以前から逆行していた土星、金星、木星、に加え、8月24日からは水星も逆行に入りました。


インド占星術では使いませんが、この満月のタイミング、天王星、海王星、冥王星も逆行していて、火星以外の全ての惑星が逆行する8月24日から9月4日は、


『大逆行期間』とでもいいましょうか。


なかなかない12日間となりそうです。


惑星が逆行するということは、いろんなことがスムーズにいかない可能性が出てくるということ。


もう自分の中では解決したと思っていたことが再び持ち上がってきたり、大丈夫だと思っていたことを再検討する必要が出てきたりするかもしれません。


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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


2.お知らせ
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[マルシェ出店]


◇ 4回羽根木マルシェ 9月9日(土)、10日(日) 11:00~17:00

MOONSOAPの小さな工房がある世田谷区羽根木。

環七を少し入ると、通りを覆う美しい樹々、優しく降り注ぐ木漏れ日。窓を開けると 聴こえる鳥のさえずり。羽根木の街は落ち着いた穏やかな時間が流れます。

羽根木には日常を豊かにする場所が点在します。朝早くから焼きたてが並ぶベーカリー 羽根木の街を新たな活動の場として選んだクリエイターのアトリエやショップ、 カフェにレストラン。

2020年コロナ禍の夏、手探りでスタートした羽根木マルシェ。たくさんのご来場者さま、 魅力的な出店者の方々、地域の皆さまの温かいご協力のおかげで、 このたび第4回羽根木マルシェを開催することになりました。

4回羽根木マルシェは、羽根木インターナショナルガーデンハウスの中庭、 羽根木の森の外スペースを新たな会場として開放します。 この数年で、日常を豊かにしてくれる新しいお店も増えました。 秋の羽根木に散策がてらぜひ遊びにいらしてください。


[Atelier MOONSOAPにて ]

月14日(木) ◇  カードリーディング Peanuts Yoko  11:00-

内容 : Peanuts Yokoのリーディングではカードを通しご自身が答えを見つけていけるように
アドバイスするを心がけています。カード以外にも見えたり感じたりするイメージも
お伝えする場合もあります。初回の方にはチャクラバランスを見たり数秘術なども
用いてリーディングさせていただきます。

30min ¥3500

残り1席となります。 12:2012:50 
ご希望の方は info@peanuts.work または インスタグラム @peanuts_ten DMにてご連絡ください。

月16日(土) ◇ ホリスティックハーバルリーディング ◇ 13:00-16:00


内容 : ハーブとアロマのメッセージから本来の自分を優しく見つめるホリスティックハーバルリーディングを Lilia さんをお招きして開催しています。 詳細>>

3.『花葉月果(かようげっか)』 

「リトリート 〜屋根のない診療所・軽井沢編」

 

Retreatritríːt]: 退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート。

 

***


(第三十六話 続き)

階段を登り切ると、そこには驚くような空間が広がっていました。

登ってすぐに左右に2間(にけん)ほど広がる空間の向こうは

大きなおおきな屋根の裏、

すなわち文字通り屋根裏部屋だったのでした。

 

こんなに伸びやかな屋根裏部屋はみたことがありませんでした。

急に広がった異空間を目の前に、3人で息を飲みました。

そして、この屋根裏部屋の突き当たりには、窓が設られており、

その窓の隙間からほんのりと、外の光が差し込んでいました。

少し暗い二階の空間の中で、一筋に静かに差し込むその光は

とても神秘的な光でした。

 

「この館の中に射す光は、なにかが違うわね。」

と、窓の方から目を逸らさずに、奥様が呟きました。

「違うね。」

 

とご主人も頷きました。

私も心の中で頷きました。

三角に広がる空間は大人がまっすぐに立っても十分なほどの高さがあったため

奥様はそのまま窓の方まで静かに進み、

そっと腰を屈めて、内側からかかっていた鍵を外し

まずは木戸を外に開き、

そして次にガラス戸を外に開きました。


大正時代のガラスは、薄く波打っており

手仕事のあたたかさを我々に伝えてくれているようでした。


外の光が溢れるように

 

眩しくアネモネ院の中に降り注ぎました。



私は奥様がくしゃみをしたのかと、奥様の顔を見、

奥様はご主人が咳き込んだのかと、ご主人の顔を見、

ご主人は私が身震いをしたのかと、私の顔をじっと見て

そして誰も何もしていないことを皆確認したため

キョトンとした顔をしていました。

「今、、」

 

「何かありました、、よね?」

奥様の言葉に続いて

私が不思議な感覚があったことを口にしました。


感覚が鋭敏なご主人は、野生の動物のように目を光らせ

何者かを察知しようと全身をそば立てていました。

コウモリか、大きな虫か、

そんなものが通過したのかもしれない、と思いつつ

静まり返った昼間のアネモネ院の屋根裏部屋には

何か小さな生き物がいる気配はしないのでした。

(続く)

by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 

軽井沢アネモネ院での
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