「月と植物」展
月の満ち欠けと植物には深い関係があります。
柔らかく透明な光で、花や葉、果実を優しく照らしだし、包み込み、そして何よりも生命体の水分、すなわちみずみずしさに影響しています。
満月に向かうときに、地球は、月と太陽に挟まれ、両方向から強い引力を受けて「膨張・拡大」しています。植物の幹、葉、茎は樹液で満たされ、根も栄養分を得て、成長します。果実の収穫にはこの時期が適しているそうです。
新月に向かうときには、月と太陽は地球から見て同じ方向にあるので、植物や土壌の中の水分が引っ張られています。樹液が下降して、根に移動し、花が咲く、と言われます。根菜の収穫に適しているそうです。
月の満ち欠けは、ゆりかごのような優しさで植物界を育んでいるのです。
そんな「月と植物」の世界をイラストレーター machiさんが描いてくださいました。
繊細でみずみずしい筆致や美しい色彩のハーモニーをぜひご覧ください。
2022年10月7日~11月7日 「月と植物」展