満月レター 9/10

    

こんにちは、MOONSOAPです。秋は、風や雨や土の匂い、木々のそよぎ、草花の香りから、そこはかとなく現れてきます。光あふれる夏が終わる寂しさ。とともに、涼しい季節ならではの、ほっとするような安心感とゆったりした気持ちをもたらし、暮らしに温かさを迎えたくなります。


Today's MENU

1.MOON LETTER
2.お知らせ
3.花葉月果(かようげっか)

Contents

1.MOON LETTER


910日、19時に満月を迎えます。

 

最近、日が落ちるのが早くなってきているので、晴れていれば東の空から登ってくるきれいな満月が見られそうですね。

 

月は水瓶座にあるので、自分らしさや心の自由を意識すると良さそう。

例えば、これまでの固定観念から離れて、本当にやりたいことを考えてみたりとか。

 

惑星の配置は、前回の新月からあまり変わらなくて、相変わらず調和的です。

 

占いって、なんかドラマチックな展開を伝えなければいけないような感じがするけど、でも、こんな時もあるんです。

こういう時は大きく物事が動くわけではないけど、穏やかに毎日の生活を楽しんで過ごせたらいいな、と思います。

 

あとは、この日から水星が逆行しはじめるので、少し情報の行き違いやケアレスミスに注意、というぐらいでしょうか。

水星は年に4回ぐらい逆行しますので、あまりシリアスに気にすることもないのですけど。

ちなみに逆行は102日まで続きます。

 

よい中秋の名月を。

 

※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うため、今回は西洋占星術では魚座の満月ですがインド占星術では水瓶座になります。

 

日本建国図(C)清水俊介先生。

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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


2.お知らせ

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3.『花葉月果(かようげっか)』 第二十五
「リトリート 〜屋根のない診療所・軽井沢編」


Retreatritríːt]: 退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート




リトリートに最適な土地、と、ここ軽井沢は昔から言われていたそうです。

昔とは、明治時代1886年、宣教師であったイギリス人のA.Cショーが

 

初めてここで過ごした夏以降のこと。

宣教師たちは少しの間、仕事や日常生活を離れ、


自分だけの時間や人間関係に浸る場所として

 

日本のこの場所に何かを見い出しました。

そこに、西洋の言葉を話せる日本人として大学教授や私立校教師などが徐々に加わり

 

少しずつ、軽井沢の文化が形成されていったと聞きました。*

毎年毎年、来る夏と共に、集う人々、

毎年毎年、逝く夏と共に、また去ってゆく人々。

寄せては返し、


寄せては返しを繰り返す波のように

 

この土地に、祈りや語らいが集まり

 

一時の静かな交流を楽しみとし

そしてまた銘々の持ち場へと帰ってゆく。

 

そんな土地の記憶の蓄積が

霧深い夏の、この軽井沢には隠されていて、


それが幻のように儚くみえる理由

 

だけれど夢ではなく確かなものであるこのアネモネ院を

支えてくれている理由なのだろう、とも

思いました。

***

目が慣れてきて、屋内の様子が徐々に見えてきました。

外側から見えていた

古い書籍や薬棚や、実験道具のようなものやろうそくなどは

思っていたよりも美しいままで

 

愛されて使用されてきたと思われる古き家具たちと一緒に

 

居心地のよさそうに、それぞれの場所で佇んでいました。

昨日まで使っていたかのような、清潔な羽ペンとインク壺。

そしてラベルの褪せたインクの瓶。

 

私の知っているメーカーの名前が記載されているインクが

100
年前の誰かがここで使っていたのだと判ると

 

100年という時への親近感がかえって湧いてくるようでした。

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*宮原安春「特別な避暑地 軽井沢」、『Grand Vignette』より

by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 

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