満月レター 4/13
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こんにちは、MOONSOAPです。春の命が一気に目を覚ましました。黄色、紫、ピンク、そして新緑の萌木色がそこらじゅうを飾って、私たちを元気づけてくれます。
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4月17日深夜3時55分、天秤座で満月を迎えます。
今年に入ってから、ずっと厳しい惑星配置が続いていたのですが
この満月はやっと!
ほっとするなぁ〜、という配置です。
長く閉塞的なムードが続いていましたが、
ちょっと風向きが変わってきそうでもあるし、
まさに「春の訪れ」という感じです。
インド占星術では、太陽は、数日前の4月14日に、1年のスタートの星座、牡羊座に入っています。木星は魚座にあって強く、すべての惑星は順行で運行中。
夏に向かう一番良い季節を楽しみましょう。
※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うため満月・新月の星座が変わることが多いのですが、今回は西洋占星術もインド占星術でも天秤座の満月です。
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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。
2.お知らせ【1万円以上お買上げプレゼント】1万円以上お買い上げの方へ、アマチャヅルとペパーミントのお茶をご用意致しました。4月の陽気にぴったりの、爽やかなペパーミントとほんのり甘いアマチャヅルのお茶です。タイ北部の農民の自立のために進められているロイヤルプロジェクトで生産された「アマチャヅル」。茎と葉には、薬用人参(朝鮮人参、高麗人参)と同じサポニンが含まれ、心を安定させる作用があると言われます。3.『花葉月果(かようげっか)』 第二十話「リトリート 〜屋根のない診療所・軽井沢編」Retreat[ritríːt]: 退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート。***
アネモネ院での時間は
言葉に尽くせない体験だとききました。
小説「ウランバーナの森(※)」の中でジョンレノンが、遭遇したアネモネ院は
いつも深い霧の中にあり
真実を語り
簡潔で
窮地における勇気と気品を肯定する限り
そこにあるとききました。
実際は、人は窮地において
気品などなく
でも
なりふり構わず助けを求めたときに
本当に誰かが助けてくれるのかどうかを
確かめるのは、とても勇気のいることだと
私は思いました。
***
アネモネ院は、全てを受け入れてくれそうにも見えましたし
助けを求めたときに
何も言わずただ微笑んでいそうにも見えましたが、
その人の苦しみに気づかなかったりすることはないのだろうな、と思いました。
古い、
というだけで
何でも知っていそうに見えたりするのは
私の勝手な期待を込めた思い込みや勘違いかもしれませんが、
アネモネ院は
深い叡智を隠し持ち
誰かを何かから匿うことができるように、やはり見えるのでした。
***
人が逃れることのできない、自らの作り出す
恐怖。
一時も休まることのない、到着地を探し出せない心身。
訳も分からずにくるくると走り続けている
虚しさ。疲労感。
何か、というのは
無形の何かだけれども
確実にその人を干からびさせてゆく
日常に漂う力のことで、
アネモネ院は、
そこから一歩退かせて、
静かで、真実しかない場所へ
ぐいっと
有無を言わさず人を連れてきて
そして一定の時、力強く優しく匿ってくれるように思いました。
***
昔は修道院だったというこの建物に
私はますます惹かれてきていました。
(※)奥田英朗による小説「ウランバーナの森」の中でジョンレノンがひと夏通った治療院の名前がアネモネ院
by 池田早紀 "Ayurveda for your life"
きっと現在とこれからを生きる私たちの