満月レター 2/17
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こんにちは、MOONSOAPです。冷たい空気の中に春の足音が、うきうきと近寄ってきて、植物たちはいまかいまかと花開くときを待っています。
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2月17日深夜1時57分、満月を迎えます。
2月のこの満月は「スノームーン」というのだそうで、確かに一番寒い季節ですね。
旧正月や節分もすぎて天体的にも2022年がスタートしましたが、動きが出てきそうなのは次の新月ぐらいからかなと思います。
惑星の配置は、良いか悪いかと言ったら、まあ、良くはないですけど、そんなに大きな動きもなく、といったところ。
このあと、2025年ぐらいまで世界が変わるスピードはさらに加速しそうなのですが、今は小休止というか嵐の前の静けさのように感じます。
無意識にずっと同じようなことが続くという前提で生きているけど、来年の今頃、ぜんぜん違う世界になっているかも。もしそうだとしたら……
だったら今は
肩の力を抜いて
ふわっとした気分で、
「いま、ここにいること」
に集中して、楽しめたらいいのかな、というそんな感じの満月です。
※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うので、満月・新月の星座が変わることが多いのですが、今回は西洋占星術もインド占星術でも獅子座の満月です。
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ゆきさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。
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3.『花葉月果(かようげっか)』 第十八話「リトリート 〜屋根のない診療所・軽井沢編」Retreat[ritríːt]: 退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート。
心の一番澄んでいるところに
いつでも確実にアクセスできるように。
もし何か
妨げるものがあるのだとしたら
それはなんだろうと、手探りで森を進むこと。
手に触れる、木の蔓や蔦を
これなのか?これなのか?と
掻き分けながら。
***
ウランバーナの森。
サンスクリット語のことば、ウランバーナ
転じて、日本語の
盂蘭盆(うらぼん)
は
深い深い苦しみ、を指す言葉
そして夏の一定の季節を表す言葉です。*
***
軽井沢の夏に
1976年から1979年にかけて
毎年訪れていた
ジョン・レノンが
彷徨った森の中に
アネモネ院は幻のように
存在しているとのことでした。**
***
噂をたよりに、当初私たちはアネモネ院を目指しました。
確かな住所や番地の存在しない別荘地は
ゆけどもゆけども新しく、そして昔話に出てくる美しい世界のようだったので
道は深い霧の中に消えてたにも関わらず、
私たちはその足跡をたどり、前に進み、
背景は自動絵巻物のように後ろに進み、
そして気づいた時には
腰の丈ほどもある草むらの中に建っている
アネモネ院が目の前にあったのでした。
***
看板には小さく “森の診療室” と書かれており
そこがアネモネ院なのかを判断する術はなかったにもかかわらず
私たちは
あ、ここだ
とひと目で確信しました。
***
“あなたのなすべきことは愛を求めることではない。
自らがつくりだした、愛に対する全ての障壁を
自らの内に探し出すことだ。”
建物は、そう述べました。
いやだ、そうじゃない、と叫んだ誰かがいました。
ひどい、と怒りの声をあげた誰かがいました。
ただ、涙し倒れた誰かもいました。
皆、時間の亡霊のように、
霧の中へと消えてゆき
森の一部となってそこに存在していました。
***
私たちはアネモネ院に、
出会ってしまったのだ、と思いました。
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*盂蘭盆(うらぼん)とはサンスクリット語 ullambanaの音写。単に盆ともいう。旧暦7月15日を中心に4日間行われる仏教行事の一つ。元々は餓鬼道に落ちて倒懸 (逆さまに吊るされること) の苦しみを受けている亡者の苦しみを取除くための行事だったが、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合し、日本では祖先の霊を祀る一連の行事となっている。
**奥田英朗著『ウランバーナの森』