10/20満月レター
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こんにちは、MOONSOAPです。だいぶ秋が深まって、葉っぱの色も染まり、樹木が衣替えしているようです。
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10月20日、23時57分に牡羊座で満月を迎えます。
この満月の前に水星、土星、木星の逆行が終わりました。
すべての惑星(※)が順行している状態で迎える満月です。
ただ、太陽と木星は減衰していて弱いので、まだ公のルールや方向性は不確定かもしれませんが、それでも世の中の大きな動きを司る惑星、土星と木星が順行に戻ったのはよい兆し。
牡羊座はスタートの星座でもあり、いろんなことが前に向かって進み始める、そんな満月になると思います。
混沌としていたり、停滞感が強かった2021年も、あと2ヶ月と少しですが、私も、地に足をつけて仕事をきっちり頑張っていこう!と思っています。
※サタニアン(天王星、海王星、冥王星)は逆行していますが、インド占星術では使用しないため全て順行とみなしています。
※西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うので、満月・新月の星座が変わることが多いのですが、今回は西洋占星術もインド占星術でも牡羊座の満月です。
○Yukiさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。
2.製品・キャンペーン情報
9~10月に、HPで1万円以上お買上げの方に 新発売の「クスノキキューブサシェ」 をプレゼントいたします。
昔から使われていた天然の防虫消臭剤「樟脳」はクスノキから作ります。虫やダニの仲間は、この樟脳のにおいを苦手としているため、クスノキには天然由来のすぐれた防虫効果が備わっています。
クスノキは防虫効果や腐敗に強く、家具や社寺の建築や仏像など、永く使われるものに広く利用されます。樹齢は1500年にも及び、神社には必ずと言っていほど植えられているようです。
衣替えのこの時期のために、奈良産のクスノキのキューブに、宮崎産のクスノキ精油をほんの少量、注ぎ足すことで、繰り返し何度も使えるサシェにしました。
防虫効果のあるシャープなカンファーの香りとともに、クスノキの森の深い香りで心地よいハウスケアができます。 クローゼット、引き出し、タンスに入れたり、玄関や靴箱にもお使いください。
3.『花葉月果(かようげっか)』 第十四話
「Yellow Magus 〜ラトビアの魔女と出張編」
〜終わりのこない旅ならば まぼろしにとどまることと同じに 気付けよ 星が動けば これから起こることがわかるだろう~
Magus(メイガス)とは魔法の意。
***
ラトビア滞在の最後の週末が来ました。
「オーソドックスな日曜日をすごしましょう。」
と、魔女は私に言いました。
私たちは庭のりんごの木にたわわに生ったりんごを摘んで、生地をこねて、
薪をくべて、かまどでアップルパイを作りました。
最後の週末は緊張も解けて歌を口ずさみました。
庭でリンゴを摘みながらヘッドホンを耳にあててアイルランドの少女が歌う歌を歌いました。
私の稚拙な感情と、下手な歌声が
ラトビアの空とバルト海に吸い込まれていって
これが感傷でなくてほんとうに良かったと思いました。
そんなふうにクライマックスを15日間連続で迎えっぱなしで
ついにラトビアを出る日がきました。
不思議なことに、こちらに来て初日に治療をしたお客さんが最終日にも治療を受けに来てくれました。
毎日がジェットコースターのようでしたが、
私が学ばなくてはならないことは、すべて私の身に起こりました。
人の身体に触れることの恐ろしさと、癒す力の途方もなさを知りました。
思い込みを体から引きはがされる瞬間は、痛くて泣くけれど
泣きながら走っていいんだと思いました。
魔女は最後、庭で育てているハーブからつくったハーブティーを
大量に私に持たせてくれました。
私が毎日おいしいーと思って飲んでいたお茶でした。
そして、こっそり私に呪いをかけました。
彼女のかけた「陰陽論」の呪いのせいで、
私の白目と黒目は今では陰陽太極図(☯)のようになってしまい
なーんていうことは決してなく、
ただそれが私の体の中に生きた蛇のようにするりと入ってゆきました。
別れの日、黒猫はどこかへ散歩に行ってしまっていてどこにもいませんでした。
私は魔女ではないので、ほうきは持っていないから
バルチックエアーという航空機で空に上がり、ラトビアの魔女に
さよなら、そして ありがとう と言って
一時間ほど飛行してヘルシンキに戻りました。
<ラトビア編 完>