9/21 満月レター

  

こんにちは、MOONSOAPです。金木犀の香りがただよい、街中にパフュームが撒かれたようです。赤や乳白色の曼珠沙華もお彼岸の訪れを告げてくれます。散歩に快い季節ですね。


Today's MENU

1.MOON LETTER
2.製品・キャンペーン情報
3.花葉月果(かようげっか)

Contents

1.MOON LETTER


921日、朝855分に魚座で満月を迎えます。

 

晴れていれば、素晴らしい中秋の名月を見ることができそうで楽しみです。

 

数日後には秋分の日となり、ここからは本格的に冬へ。季節の移ろいがあっという間でびっくりしています。

 

欧米では、この満月を秋の豊かな実りや収穫を祝う「ハーベストムーン」と言うそうです。今年の自分の収穫って何だろう、と思ったとき、まさに「魚座にある月」という感じがしました。

 

魚座は考えるより「感じる」ことが得意な、とても感覚的な星座です。

 

損得とか、プライドとかそんなことより自分の感情や気持ちを大切にする。

 

2021年は社会的には停滞感があったけれど、行動の制約があったなかでも、たくさんの人に出会い、大切な人たちと豊かで濃い時間を過ごすことができたし、余計な要素がないぶん、心の満足度は高く、それが収穫でありギフトかもしれない、と思いました。

 

逆行している木星が山羊座に戻ってきて減衰していますので、社会的にはまだ順調とは言いづらい雰囲気がありますが、前回同様、金星、水星が強く、パワフルで美しい配置です。

 

魚座は12星座のサイクル最終段階でもあり、気持ちの上ではそろそろ次の段階に向かう区切りの満月。

 

今回の「クリスタルグリッド」は、そんな純粋でポジティブなエネルギーをイメージしてみました。


 ○Yukiさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


2.製品・キャンペーン情報

【1万円以上お買上げプレゼント】


9~10月に、HP1万円以上お買上げの方に 新発売のクスノキキューブサシェ」 をプレゼントいたします。

昔から使われていた天然の防虫消臭剤「樟脳」はクスノキから作ります。虫やダニの仲間は、この樟脳のにおいを苦手としているため、クスノキには天然由来のすぐれた防虫効果が備わっています。

 

クスノキは防虫効果や腐敗に強く、家具や社寺の建築や仏像など、永く使われるものに広く利用されます。樹齢は1500年にも及び、神社には必ずと言っていほど植えられているようです。

 

衣替えのこの時期のために、奈良産のクスノキのキューブに、宮崎産のクスノキ精油をほんの少量、注ぎ足すことで、繰り返し何度も使えるサシェにしました。


防虫効果のあるシャープなカンファーの香りとともに、クスノキの森の深い香りで心地よいハウスケアができます。 クローゼット、引き出し、タンスに入れたり、玄関や靴箱にもお使いください。


3.花葉月果(かようげっか)』 第十三話 

Yellow Magus 〜ラトビアの魔女と出張編」

 〜終わりのこない旅ならば まぼろしにとどまることと同じに 気付けよ 星が動けば これから起こることがわかるだろう~

Magus(メイガス)とは魔法の意。


魔女は父親と一緒に暮らしています。

父親は80歳半ばで、人間で、毎日規則正しく生活をしていました。

 

野菜が嫌いで肉が好きな彼は、一日三回正確に決まった時間にご飯を食べ、

決まった時間に帽子をかぶり、決まったステッキを持って散歩へ出かけ

毎日、同じ店で決まったパンを買って、帰ってくるのでした。

 

そして一日のたいていの時間は部屋で怒ったような顔をして

TVを見ているか、本を読んでいるかしていました。

耳と眼が少し悪く、認知症が少し進んでいました。


ある秋の満月の日、魔女がものすごい形相で部屋に入ってきて

「サキ、私泣くから!」と言うなり、

仁王立ちのまま大声で泣き出しました。

 

なんでも、父親が部屋に飾っていたバラの花を

捨ててしまったのだということでした。

 

今年の夏、庭に咲いた赤いバラを

ドライフラワーにして部屋に飾っておいたのに

 

「水がなくて、茶色になっているから、ゴミかと思った」

という理由で、父親が捨ててしまった、と。

 

ラトビアの冬は寒くて、空は灰色で雨ばっかりだそうです。

 

花がない冬でも、部屋に夏の思い出を飾って少しでも心が温まるようにと

毎年心をこめて作っているバラなのに、といって彼女はワンワン泣きました。

 


それを見た父親はいつものように、怒った顔のままで

ゆっくりゴミ箱の方へ歩いていって

 

あまり自由が利かない腰をかがめて

捨ててしまったバラの花を拾おうとしました。

 

魔女はそれを見てさらに憤慨し、

そんな汚くなってしまったもの、何を考えてるの?!

といって怒って、勢いよく父親を止めに入りました。

 

父親はそんな彼女を怒鳴りつけて、思い切り突き飛ばしました。

 

彼女は尻もちをついたまま、また怒って泣きました。

ひどい、と叫んで泣きました。


父親は怒った顔のまま

悲しそうでした。

 

わたしたちはみんな優しくて、

優しいからいつも争ったり、

傷つけ合ったりしているのだと思いました。


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by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 
2021.夏、軽井沢の修道院を改修したアネモネ院にてアーユルヴェーダトリートメント& 森のセラピストスクール スタート。
ご予約受付中。
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・『Yellow Magus』:日本人バンドCeroによる楽曲タイトル

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