6/25 満月レター

 

夏至も過ぎ、太陽が高くなりました。纏うものも軽く、風が心地いい季節です。


Today's MENU

1.この時期のセルフケア
2.MOON LETTER
3.製品・キャンペーン情報
4.マーケット情報
5.花葉月果(かようげっか)

Contents
1.この時期のセルフケア

 心地よい刺激で全身さっぱり 


湿気の多いこの時期。

 

汗をいっぱいかいたあとは、石けんをもこもこに泡立てて、

ヒマラヤンネトルのボディウォッシュで全身をさっぱり洗いましょう。

 

へちまよりも柔らかく、コットンやシルクよりも硬めの洗い心地は、デリケートな肌にも、程よい刺激がほしい肌にも。

 

ヒマラヤのイラクサ(ネトル)の繊維を一本一本依り合わせて、編んでいるのでひとつひとつ糸の太さや色、大きさが微妙に異なります。

 

手を入れると伸縮性があります。漁師さんが漁網として使っている素材なので水にはとても強く、長くお使いいただくために、ご使用になったあとは、よく絞って、乾かしてください。


ヒマラヤンネトル ボディウォッシュ


2.MOON LETTER


625日、明け方前340分に射手座で満月を迎えます。

 

523日から逆行している土星とともに、621日からは木星も逆行を開始しました。

 

土星も木星も大きな流れを司りますので、社会的にはいろんなことが停滞するムードが秋ぐらいまで続きそうです。

 

土星や木星は毎年一定の期間逆行しますので生活レベルではあまり気にする必要がないのですが、いろんなこと振りかえったり、見直す時期に入ってきたのかな、という感じです。

 

月は射手座にあり、あれもしたい、これもしたい、と気持ちは前向きなのだけど、現実問題として前に進みづらいというようなジレンマを感じるかもしれません。

 

今回の満月のはインド占星術ではムーラというナクシャトラ(インドの宿曜のようなもの)でおきます。

 

ムーラが表すものは束ねられた「根」。

 

この満月は、夢のような飛躍より、現実的に地に足をつけて自分の本質を整えるタイミングとすると良さそうです。

 

今はあせらない、というのが重要なのでしょう。

 

深く地球と繋がって、自分を強く安定させるグラウディングの満月、という感じがします。

 by ゆき

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○Yukiさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。


3.製品・キャンペーン情報

【新製品】


手を良く洗う今だからこそ、手の皮脂を取りすぎないマイルドハンドウォッシュで潤いを。

手指と素肌のために、ひまし油、ココナッツオイル、マカダミアナッツオイルと温泉水で
作ったコールドプロセスの液体石けん。ヒノキとレモンの香りでリフレッシュしつつ、
皮脂を落としすぎない良質なふわふわの泡の洗い心地をお楽しみください。
【1万円以上お買上げプレゼント】

7~8月に、HP1万円以上お買上げの方に 新発売の「モイスチャーウォッシュ ヒノキ&レモン 」携帯用50ml をプレゼントいたします。


4.マーケット情報

出店は未定です。決定次第、HPにて掲載いたします。


5.『花葉月果(かようげっか)』 第十話 

Yellow Magus 〜ラトビアの魔女と出張編」

 〜終わりのこない旅ならば まぼろしにとどまることと同じに 気付けよ 星が動けば これから起こることがわかるだろう~

 Magus(メイガス)とは魔法の意。

街の労働監督署に私が2005年に、北京中医薬大学で取得した中国足部反射療法の国際ライセンスが正式に登録され、到着翌日よりラトビアの病院での勤務が始まりました。


言語のコミュニケーションが拙くとも

身体からの情報の精度は、人種を問わず万国共通なので

ヘルシンキでも多くの方の施術をしておりましたが

 

今回は病院での施術ということもあり

エキゾチックな治療への好奇心から

医療関係者が多くいらしてくださいました。

興味をもったドクターの中には、2回目以降は、自ら中医学の反射区を勉強してから来てくれる人もおり、東洋医学への関心の高さにこちらが驚くほどでした。

 

魔女と私は、診断のための会話を途中からフィンランド語に切り替え、誰にもわからないよう言葉のやりとりをしました。

 

ちなみに、魔女はずっとロシア語とラトビア語だけを話して何十年も生きてきており、

私と同じく人生で初めてこの夏ヘルシンキでフィンランド語を学んでいたのですが

今回私がラトビアにくるということで急遽英語まで猛勉強し、

3ヶ月で流暢に運用できるようになっていたので心を打たれました。

(突貫工事ゆえ、I can be able to と連発する魔女イングリッシュではありましたが。(注1)

 


このようにお互いに欠けた言語で、

診断に必要な肝臓、腎臓、心臓、胃腸などの主な臓器のほか

 

脾臓(ひぞう)、副腎(ふくじん)、胆嚢(たんのう)など

東洋医学特有の機能で説明される臓器の照合を行なっていくプロセスは

さながら目隠しで相手のからだを触り合っているようで

魔女とわたしはもどかしさと難しさを感じながらも

興奮していました。

 

特に「脾臓」。

 

西洋医学における脾臓の生理機能は、主にリンパ球の生成や血液の貯蔵などですが

 

東洋医学では後天の本とされている全身に重要な機能をもつ臓器であり、

小さいながらに運化作用(注2)を担い全体のバランスを整えていく上で欠かせない臓器だからです。

 


「あんまり重要じゃないと思われてるやつなんだけど、

私の診断には欠かせないのよ、、、、とても大事なの。

その他の臓器の動きともかなり密に関係あるから、、左側にあるあの小さい臓器、、」

 

と魔女はつぶやき

 

「脾臓?」と答えながら、ラトビアで彼女は常に臓器の機能を東洋医学的に理解していることに私は驚きました。

 

また、胆嚢のことを

 

「肝臓の小さな友達」

 

と彼女が言った時には、その表現に思わず手を叩いたのでした。

 

東洋医学的な視点を日常で誰とも共有することのなかったであろうラトビアの魔女は

 

「脾臓について話しはじめたら朝になってしまうわ」と

 

そのはたらきの面白さに鼻息を荒くしながら、

 

その日は床に就きました。

 

by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 

2021.7月より軽井沢の修道院を改修したアネモネ院にてトリートメント開始。

ご予約受付中。


・『Yellow Magus』:日本人バンドCeroによる楽曲タイトル

(注1)英語文法において可能性を表すときは助動詞canもしくはbe able to のいずれかを使用し、併用はしない。

(注2)運化作用 脾の機能で、運搬し消化するという意味。

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