1/29 満月レター

  

Today's MENU

1.この時期のセルフケア
2.MOON LETTER
3.製品・キャンペーン情報
4.マーケット情報
5.花葉月果(かようげっか)

Contents
1.この時期のセルフケア

 キャロットシードの再生力  


キャロットシードオイルは、少し薬草のような香りで、再生力や傷を治す力が強い植物エッセンスです。野良人参(ノラニンジン)という人参の原種と言われているものの種を水蒸気蒸留したものになります。英語ではワイルドキャロット。野菜のニンジンの上部を切って、水につけて光を当てると葉が成長します。そんなニンジンの再生力の強さを思うと原種であるノラニンジンがどれだけ再生パワーがあるか想像できます。

日本ミツバチの蜜蝋で作ったリップバームには、保護力をアップするためにカカオバターを加え、キャロットシードオイルとフルーティーなマンダリンレッド油を配合してます。

荒れたリップや乾燥しがちなリップにぜひおすすめしたいアイテムです。

製品ページ>>

¥1,430 (税抜 ¥1,300) 内容量5ml

全成分:ヒマシ油、ミツロウ(ニホンミツバチ)、カカオ脂、はちみつ(ニホンミツバチ)、ニンジン種子油(キャロットシード精油)、マンダリンオレンジ果皮油(マンダリンレッド精油)  


2.MOON LETTER


129日、早朝417分に蟹座で2021年最初の満月を迎えます。

 

蟹座は、家や居場所、そこにいる親しい人をとても大切にする星座なので、引き続きステイホームを楽しみ、ごく親しい人たちと温かい気持ちで過ごすのが吉。そんな満月です。

 

そもそも冬は寒いので、家でぬくぬく、インドアが楽しい季節でもありますね。

 

2021年に入ってから、惑星たちは続々と山羊座に入ってきています。西洋占星術では「風」の時代に入ったと言われていますが、インド占星術ではここから2月にかけてまさに「地」が極まる配置です。

 

生活や経済といったリアルで現実的な土台と向き合うことになりそうだな、と思います。

 

この満月は自分の内面にエネルギーが流れ込むので、自分と静かに向き合うことに向いています。

 

嵐の前の静けさだしたら、こんなときは、心と身体の調子を整えるべく、のんびり、ゆっくり、いきたいものです。by ゆき

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Yukiさんの占星術についてもっと知りたい方は、「hoshi-note」もご参考ください。



3.製品・キャンペーン情報

【1万円以上お買上げプレゼント】


1~2月まで、HP1万円以上お買上げの方に「セラドン焼き ムーン」をプレゼントいたします。

チェンマイの土と釉薬を使って職人たちが作り上げるセラドン焼きのMOONSOAPオリジナルソープディッシュ。上品なホワイトクレイの色です。


4.マーケット情報

出店情報が決まり次第、HPでお知らせいたします。


5.『花葉月果(かようげっか)』 第五話 

コンヴィヴィアリティ 〜ヘルシンキの共同生活編   


Conviviality (コンヴィヴィアリティ)とは?

〜 共に生きるという価値観。人間的な相互依存のうちに実現された個的自由。

 

人々は物を手に入れる必要があるだけではありません。彼らは何よりも、暮らしを可能にしてくれる物を作り出す自由、それに自分の好みにしたがって形を与える自由、他人をかまったりせわしたりするのにそれを用いる自由を必要とするのです。

 

食べる、話す、歌う、歩く、遊ぶ、交わる、眠る、夢見る、愛する、これらの行為は、人が他の人、または他の生類といのちを広げ合う。

 

愉悦にみちたコンヴィヴィアル(共に歓びをもって生きること)な行為です。痛み、老い、死さえも、元来は人生をより生き生きと享受させる自律的な仕掛けでした。~


その冬、わたしはちょっとした事情からヘルシンキのコミューンで暮らしていました。

 

首都ヘルシンキの中心街にあるその家には

 

アーティストのフィンランド人、

芸大生のドイツ人、

美大生のスペイン人、

経済学部生のロシア人など

 

そして今年90歳になるフィンランド人のおばあちゃんと時々黒い犬が住んでいました。

 


おばあちゃんは6カ国語が堪能で、いろいろな国の人と、いろいろな言葉でゆっくり話すのが好きでした。

 

私のフィンランド語の練習にも付き合ってくれたり、英語でエスプリの効いたジョークを言ったあとにイタリア語の詩を諳んじたりもしてくれました。

 

若きアーティストたちが集うこの家が決して堕さないのは、このおばあちゃんのおかげだったと思います。

 

おばあちゃんは認知症でした。若い時期特有の、自分の人生を掴めぬもどかしさと過剰な自意識のとんがりの中にあって、なお私たちは限りなく優しくそこにいました。

 

彼女が歩く時は。腕をとってゆっくり歩き、キッチンで彼女の話に耳を傾け、毎日一緒にお茶を飲んだり、ゆっくりコニャックを飲んだりしました。

 

次の瞬間には、私たちのことを忘れてしまっていたとしても、この一瞬が彼女にとって平安を得られる、確かなものでありますようにと、真剣に、真剣に優しくなれるのでした。

 

私は、こんなに優しい若い男の子たちをたくさん見たことがありませんでした。


今回の参考文献:

イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』ちくま学芸文庫

栗原彬『シャドウ・ワーク 〜生活のあり方を問う』岩波現代文庫

 

前回までの参考文献:

前野隆司、保井俊之『無意識と「対話」する方法』 ワニプラス


by 池田早紀 "Ayurveda for your life" 


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