新月レター11/27


こんにちは、児玉です。

娘が生まれる前、野良猫を迎えました。「リーラ」と名づけた猫は、警戒心が強く、迂闊に撫でようものなら、「シャー」と威嚇しました。が、数ヶ月も経つと、PCに向かう夫の膝に乗ったり、ヨガをする私に寄り添ったりするようになりました。

鰹節のお出汁、ゆでキャベツ、うずらの卵、ささ身、パルミジャーノチーズ、ツナ、なまり節、白身魚を焼いたの・煮たの、煮干し、たたみイワシ…。リーラがどんなものを好むか、興味津々で、ドライフードではないものを、彼女にあげました。

当初は本を片手に凝ったレシピに挑戦していたのですが、リーラは「これ嫌い!」となると徹底して食べないので、食材がムダになってしまいます。また好物でもその日の気分によって食べたり、食べなかったり。なので、少しだけ出して、リーラの様子をうかがいながらご飯をあげていました。朝晩、リーラにお給仕していたのです。

だからリーラのご飯は、私たちの後。これは私がリーラにお願いしたルールでした。

ところが、私たちが階下でご飯を食べ始めると、リーラが二階から降りてきます。そして「ニャアア(私にもご飯ちょうだい)」と食事中におねだり。その度に、「待ってね、リーラ」と私。そんなやりとりを幾度繰り返したことでしょう。

ある日、妹が遊びにやってきました。妹と夫と三人で食事を始めると、いつもの如くリーラが階下から降りてきました。
「ペルシャ猫?へえ。ヒマラヤンっていう種類なんだ。毛が長いね。尻尾がピンと立ってて目がブルーで、きれいな仔」と妹。
妹の賛辞に、リーラは誇らしげに胸をそらせ、いつもご飯を食べている所に座りました。
「うん、もう家族だよ。ね?リーラ。でもねえ。リーラのご飯は、私たちの後だよってお願いしてるのに、私たちが食べ始めるとこうして降りてきて、食べている間ずっと、あそこでジリジリ待って啼くの。落ち着いて食べられないから、やめてって言ってるのに、リーラはわかってくれないんだな」
「お姉ちゃんがいくらお願いしてもダメなんじゃない?猫なんだから。ニンゲンの言葉は通じないよ」
「そうかなあ」と相槌を打ちながらリーラに視線を向けると、彼女も私を見ていました。すると、「フンッ」と目を逸らし、ツカツカとこちらに来て、私のふくらはぎに身体をすり寄せて通り過ぎ、リビングの奥にあるソファで毛づくろいを始めました。
「もしかして、リーラちゃん、気を悪くしたのかな?」と、猫に言葉が通じないという自説をさっさと放り投げた妹が言いました。「みんなが食べてるんだから、お前も食べたいんだよな。そうだろ?リーラ。お前は躾が厳しいんだよ」と夫。
するとリーラは、夫のかがんだ背中にひょいと乗り、私に目もくれず、夫と二階に行ってしまいました。その日、リーラがご飯をねだることはありませんでした。

翌日からリーラは、私たちが食事を終えた頃、食器を片付ける音が聞こえると、二階から降りてくるようになりました。

Today's MENU

1.マーケット情報
2.製品・キャンペーン情報
3.MOON LETTER
4.この時期のセルフケア


Contents
1.マーケット情報 
12月8日(日)10:00~16:00
ファーマーズマーケット @ 東京青山国際連合大学前広場
※マーケット価格にてお買い物できます♪



2.製品・キャンペーン情報
○HPで1万円以上お買上の皆様には、身体を温める「3種のバスソルト」を差し上げています。
○冬のギフトシーズンキャンペーンで、ボタニカルカクテルキャンドル6種が30%オフでお買い求めいただけます。
○HPでのお買い物をされた方に、「ヘンプソープ ミニサイズ」を差し上げています。頭から足の先まで全身ひとつで洗える石けんを、ご旅行や銭湯のお共に。
○ムーンポイント還元キャンペーン
「キャッシュレス・消費者還元事業」期間中(2020630日まで)は、HPでご購入の会員の方に、ムーンポイントを5%還元しています。次回のお買い物から1ポイント=1円としてご利用いただけます。

3.MOON LETTER11/2712/11
2019112706分、新月。自分の見えることがすべてになりがちな視野が広がります。当たり前すぎて感謝できなかったことに気づけるかもしれません。このときに、自分はこんなに恵まれているのだと実感できたら、月とうまく共鳴している証です。そういう実感が訪れなければ、なにかに気をとられて近視眼的になりすぎているのかも。さえざえとする冬の空気の中で深呼吸してください。(ユエ)

4.この時期のセルフケア11/2712/11
瞑想
朝、目覚ましのアラームでやっとの思いで起きて、ボーッとする間もなく、お弁当を作りながら、洗濯機を回して洗濯物を片付け、朝食の準備をし、食べながら今日の予定を話し、片付けながら家族を送り出し、自分も用意をして出かける。たった5分でも惜しい平日になかなか実行できないままでしたが、この冬こそ、朝の瞑想を始めるつもりです。

『ボタニカルキャンドル サングリア』


なぜか休日になると、早起きしてしまう。子どもの頃からの習慣がいまだ抜けません。平日は、アラームで嫌々起きるのに、休日はやっぱりうれしいですね。夜明け前の静けさの中で目覚められると、それだけで気持ちが良くなります。そんな朝に、キャンドルを灯します。オレンジ、レモン、シナモン…。果実に赤ワインに漬け込んだサングリアは、ヨーロッパの収穫祭には欠かすことのできない飲み物。それにちなんでつくられたキャンドルを灯すと、どこか祝祭の雰囲気が漂います。陽気な灯は、休日の朝にぴったりです。

『ボタニカルキャンドル サングリア』キャンドル本体:5×5×5cm、箱:7×7×7cm 全成分:ソイワックス(大豆由来)、ローズマリー油、オレンジ油、シナモン油、ローズの蕾、スターアニス、ローズマリーの葉、ベールフルーツ、バタフライピー花

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