満月レター9/25



彼岸花が咲いています。何もなかった場所に、葉っぱのないすらりとした茎がまるで花火のように、突然現れる曼珠沙華とも呼ばれる華麗な姿。お彼岸のころに決まって咲く律義さも。不思議な花です。

少し肌寒くなってきました。その季節ならではの味わいにひたりつつ、暮らしていきたいものです。

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1.マーケット情報
2.製品・キャンペーン情報
3.満月から新までの過ごし方
4.満月から新までのボディケア

Contents

1.マーケット情報 

9月は出店しません。


.製品・キャンペーン情報

日本蜜蜂のみつろうとカカオバター、そして再生力の強いニンジン種子油など、滋養成分たっぷりの
ボタニカルリップ キャロットシード910月は1万円以上お買上の方にこちらの製品をプレゼント致します。


3.満月から新までの過ごし方


月がある星座の方向から、この時期にふさわしいケアをお伝えするこのレター。
ご興味のある方は「月と星座について」も併せてお読みください。

20189251154分、満月。月は、魚座の方向で満ち、欠け始めます。秋分が終わり、日に日に昼が短くなっています。924日は旧暦の815日「中秋の名月」です。ぜひ月を眺めて、秋の夜の風情をお楽しみください。

中秋の名月は、里芋の収穫時期であったため「芋名月」とも呼ばれ、また十四夜であるため、「小望月(こもちづき)」とも呼びます。

その翌日の25日の満月は十五夜。ネイティブインディアンはハーベストムーン(収穫月)、フルーツムーン(果実月)とも呼ぶそうです。

26日は十六夜(いざよい)、27日は立待月(たちまちづき)、28日は居待月(いまちづき)、29日は寝待月(ねまちづき)、30日は更待月(さらまちづき)。

旧暦16日、926日以降に東の空が明るくなってもまだ空にある月は、有明(ありあけ)の月。

明けぬれば 夜深う出でたまふに 有明の月いとをかし 花の木どもやうやう盛り過ぎて わづかなる木陰のいと白き庭に 薄く霧わたりたる そこはかとなく霞みあひて 秋の夜のあはれに多くたちまされり

(夜が明けてしまうので、まだ暗いうちにお出ましになると、折から有明の月がまことに美しく感じられる。花の木々はだんだんと盛りの時が過ぎて、わずかに咲き残った木陰の落花が白々と見える庭に、靄のうっすらと一面に立っているのがぼんやりと霞んで、秋の夜のしみじみとした風情よりもはるかにまさっている)

源氏物語では、主人公の源氏の君が不品行のかどで都を追われ、須磨での謹慎を言い渡されます。かねてより源氏の君を良く思わない政敵の意図が働いた結果でした。帝の息子として寵愛を一身に受け、この世の栄華をきわめてきた源氏の君にとって、須磨は鄙びた異郷。そこに行かなければならない身になってはじめて、日々なじんだ風景が得がたいものであったと源氏の君は思い知るのです。

諸行無常、生々流転、有為転変。ずっと同じものなどないはずなのに、日々の暮らしでふつうになると、これがいつまでも続くという幻想に陥ります。

刻々と姿を変える月を眺めながら深呼吸を。今の自分が明日の自分と違うように、いま傍にいる人が、来年も同じようにいるとは限りません。見えている風景も、住んでいる家も、どこか違う。もしかしたら、来年はまったく違う状況で月を眺めることになるかもしれません。月の光を浴びると、一瞬一瞬をいつくしむ感性が磨かれるようです。

4.満月から新までのボディケア

ハネムーン

Honey Moon。ハチミツのように甘い夜、ハチミツのような黄金の豊かな時間。夜を照らす月は、昼間の太陽とは異なるリズムを取っています。月は地球の満ち引きを司り、満潮時には命の生滅が起こります。その月が見守る夜に、甘い時間を過ごして新しい生命を宿す。これはもっともプライベートな秘密でありながら、歴然とした人類の営みです。結婚式を終えて、多くの人に祝福されてハネムーンを過ごすのは、人生で一度。多くても数度のこと。カップルが安心して甘い夜を過ごすには、ミツバチが飛ぶのんびりした昼間が必要です。農薬を使わずに花を咲かせて、ミツバチを増やしましょう。


『ボタニカルリップバーム キャロットシード』

日本におけるハチミツの自給率は6.8%。ミツバチがもぐる蜜源植物のある面積は、昭和60年の37万ヘクタールから平成27年には14万ヘクタールへと約4割に減少。ハチミツの需要は平成2年をピークに横ばい。ハチミツは、体内の健康を保つアルカリ性食品です。白砂糖の代わりにハチミツをいただくことで身体だけでなく、地球の環境にも貢献できます。MOONSOAPでは、在来種のニホンミツバチのハチミツとミツロウでリップバームを作っています。ハチミツはニンゲンの細胞に滋養をもたらし、ミツロウは、紫外線や乾燥、大気汚染など外界の刺激から体内を守る肌の機能を強めます。それにカロチンたっぷりのキャロットシードで血色を良くし、カカオバターでうるおいを加えました。絶えず外気にさらされ、濡れている唇はトラブルが起きるとなかなか元に戻りづらいところ。ニホンミツバチのリップバームは、トラブルシューティングをした後、唇を根本から元気にします。


全成分: ヒマシ油、ミツロウ(ニホンミツバチ)、カカオ脂、ハチミツ(ニホンミツバチ)、ニンジン種子油(キャロットシード精油)、マンダリンオレンジ果皮油(マンダリンレッド精油)

【注意事項】 季節によってミツロウの色が変わるため、ロットごとに色にばらつきがございます。/高温、直射日光をさけて保管ください。一度溶けてしまうと再凝固する際に、使用感にざらつきが出る場合がございます。/開封後は6か月以内にお使いください。

参考文献:『源氏物語4 須磨/明石/澪標』(校中・訳 阿部秋生、秋山虔、今井源衛、鈴木日出男/小学館)、平成2710月農林水産省生産局畜産部「養蜂をめぐる情勢」、『ムーンブック2018 月をあなたの味方にする手順』(岡本翔子著/ディスカバートゥエンティワン)、『日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~』

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