満月にのぞみ


ヤマトシジミ、サヨリ、ハワサビ、カワラヒワ、アオヤギ、モモ、ニンゲン…。
月にエネルギーを引き上げられながら満ちていく森羅万象。
満月は、昼の姿とは異なる夜の陰影を浮きぼりにします。

地球上のあちらこちらで起こる産卵や、出産。
薬効成分みなぎるハーブ、樹液を満たす木々。
満月にのぞむと、いのちはいきいきと生を謳歌するのです。

満月は、新月から満月までの日々を映します。
どんな思いを抱き、どんな意志を通し、行動したのか。
どんな心で過ごした日々だったのでしょう。
満月にのぞむと、世界を見わたす視野が広がるのは、
自分では外側だと思っている景色が
じつは自分の内側のことなのだと、
静かに受けとめられるからかもしれません。

満月でエネルギーがピークに達した後。
しだいに月が光を失う半月間、
身体はデトックスモード、不要なものを排出します。

この半月間でのトリートメントやマッサージでは、
より効果的な排毒や痩身がのぞめます。
ウォーキングやエクササイズでは汗が噴きだし、
入浴では身体の深奥からの毒がじんわりと汗ににじみ出ます。
自然素材のボディウォッシュで垢落としなどをして、
ゆったりと長めの入浴を楽しみましょう。

またこの半月間は、
嫌なこと、伸びやかな呼吸を妨げること。
うれしいこと、こんな素晴らしい現実を贈られた喜び。
一つひとつをみとめます。
軌道修正が必要なこと、
省きたいことの検討がすみやかに進みます。

満月にのぞんだ後は、
日々のリズムを静かに整え、
ただ鼓動に耳を傾け、
心に浮かぶことを受けとめる。

日々のリズムを整えるのに、MOONSOAPがお役にたてれば幸いです。

機械ではなく手作業で、
合成化学物質ではなく天然素材でつくった、
低温熟成の石けん。
天然精油を調合した贅沢なパフューム。
海洋深層水にターメリック、レモングラスを溶かしこみ、
ローマンカモマイルの芳醇な甘さを
色褪せることなく封じた化粧水。
マハトマ・ガンジーが奨励した糸つむぎで撚った糸のタオル。

自然のいのちあふれるものたちは、
直観を刺激し、深い内省を促し、
新しい自分が立ちあらわれるお手伝いをするでしょう。

ていねいに紡いだ時で

半月後の新月に出会えますように。

参考文献:
『魂の願い 新月のソウルメイキング』(ジャン・スピラー著 東川恭子訳/)『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』白井明大著/東邦出版

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