満月レター 12/4
カサカサと音を聴きながら、道にたまった枯葉を踏みしめて歩くのは晩秋の醍醐味です。このごろは、公園でも落ち葉が掃除されて、なくなっていることもあります。街がコンクリート化され、落ち葉を吸収してくれる空き地や野原が少ないせいか、季節感や野趣が味わえなくなってきました。せっかくお掃除してくれている人には申し訳ないのですが、ケヤキや銀杏の葉たちがごみ袋に詰め込まれているのは切ないものです。
満月から新月までの過ごし方(12/4~12/17)
月がある星座の方向から、この時期にふさわしいケアをお伝えするこのレター。
ご興味のある方は「月と星座について」も併せてお読みください。
2017年12月4日0時47分、満月。
月は、蠍座の新月で始まり、牡牛座で満月になります。地上の幸せを味わう牡牛座の満月から12月18日の新月までの半月は、五感をきれいにする気配に満ちています。
美しい冬枯れの景色を眺める。朝の冷気のなかで深呼吸する。赤ちゃんの肌や手紬のカディ、犬や猫、ウサギの毛の心地良い手触りを楽しむ。ショウガを一切れ入れた白湯を味わう。枯れ葉を踏みしめる音を聴く。
より自然なもの、より淡いものにふれると、感覚が浄化されていきます。
大地を味わいたいこのとき。 目的を持たず、ただ歩いてみませんか。気持ち良さそうだな、あそこにはなにがあるんだろう、と感覚のおもむくままにぶらぶら歩く。目的も、その後の予定もない気まぐれな散歩はとても贅沢。
色とりどりのいろいろな形の落ち葉、のんびり散歩をしている見知らぬ人とのお喋り、お地蔵さんのホコリを払うこと、冬鳥の鳴き声に聴き入ること。過去にも未来にもとらわれない、今という時間をゆっくり味わうと、やさしさがあふれだします。
やさしさとは、命をありのままにいつくしむこと。たとえばミツバチは、田舎では農薬で、都会では蜜源がなく、生きるのが難しくなっています。花から花へわたり、黄金のハチミツをつくるあのかわいらしい生き物を、私たちは知らずと苦しめているのです。もし窓辺やベランダに花を咲かせていたら、ほんの小さな花にもミツバチは蜜を求めてやってくるでしょう。ミツバチの羽音は、人間の自律神経をリラックスする効果もあるとか。小さなお客様は、手土産にやさしさを持参してくれます。
満月から新月までのボディケア(12/4~12/17)
ぷるぷるのくちびる
くちびるは顔のポイント、健康のバロメーター。食事をしたり、水を飲んだり、楽器を吹いたり、キスをしたり、いろいろなものと触れ合うところ。歌ったり、呼吸をしたり、話したり、笑ったり、叫んだりと自分の内的世界を外に放つ場所。くちびるは、生きる喜びを、さらに豊かに味わわせてくれます。冬は、くちびるがいつもよりかさつきがちで、大切にしたくなる季節。こまめなリップケアで、くちびるをぷるぷるにキープしてあげてください。
ボタニカルリップ 『 キャロットシード』
原料であるミツロウやハチミツは、在来種のニホンミツバチのもの。生産量が少ないため、ハチをいつくしむ養蜂家の方から分けてもらい、作ることができました。ハチミツには、傷ついた皮膚を清潔に保ちながら、早く癒し、皮膚を保護する効果があります。これに野生のノラニンジン種子の精油を加えると、含まれているカロテンによって、くちびる表面の再生力がうながされ、冬のくちびるがなめらかになります。さらに血液の強壮作用もあり、くちびるの色つやが良くなり、日焼けの予防もします。穏やかにただようマンダリンレッドの明るい香りを楽しみながら、こまめなリップケアをどうぞ。
ボタニカルリップ 『 キャロットシード』6ml ¥1,404 (税抜 ¥1,300)
全成分: ヒマシ油、ミツロウ(ニホンミツバチ)、カカオ脂、ハチミツ(ニホンミツバチ)、ニンジン種子油(キャロットシード精油)、マンダリンオレンジ果皮油(マンダリンレッド精油)
【注意事項】 季節によってミツロウの色が変わるため、ロットごとに色にばらつきがございます。/高温、直射日光をさけて保管ください。一度溶けてしまうと再凝固する際に、使用感にざらつきが出る場合がございます。/開封後は6か月以内にお使いください。