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2017/05/19

世界の果てまで / シンガポールの子育て事情 乗り物編 (Ayumi)

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様々な国の、日常の空気を感じられる日記です。
MOONSOAPとつながりのある方々に執筆をお願いしています。
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By Ayumi
2012年よりシンガポール在住。
ベトナム系フランス人の夫と、この春3人目の女の子が生まれ、
3人の子育てをしながら、常夏生活を満喫中。趣味はお菓子&パン作り。
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世界各国の住みやすさを評価したランキングを時々目にしますが、あらゆる尺度で評価された総合点による競い合いの結果なので、「自分たちにとってはどうなのか?」ということは友人知人がその国にいない限りはなかなかわかりにくいものです。

今回はシンガポールに住んでみて6年目、三人の子どもと生活している私の独断的視点で「子連れファミリーとシンガポール」の相性を一部、取り上げてみたいと思います。

【多くのバスに大人一人と子供一人が座れるための席があります】

結論から言えば、子連れにとって住みやすい!過ごしやすい!国であると断言できます。周囲にいる同じような家族構成の知人に聞いても、大抵、同じような意見が返ってきます。

妊婦でも子連れでも、とにかく周囲の目が温かく、親切にしてもらえるのです。

エピソードをかいつまんでご紹介すると、「電車やバスで立ったままであることが少ない(どなたかがさっと席を譲ってくれる)」、「行列で優先してくれることがある」、「よく声をかけてくれる」など。妊娠期間は突然、気分が悪くなったり、調子が悪い日も多々ありますが、調子の悪い時はもちろん、良い時でも多くの方から声をかけていただき、そのたびに見守られているような安心感を感じたものです。

その後、三人目の赤ちゃんが生まれてから間もなく、公共バスにおいて、混雑時を除き、ベビーカーをたたまずに乗車出来るようになりました。

【2017年4月から始まったベビーカー・車いすに関するバスルールのポスター】

新生児のうちはまだ体重が軽いので、抱っこ紐で身軽に移動できますが、月齢が上がるとそうも言ってはいられません。体重だけでなく荷物も増えてきます。そこでベビーカーの頻度がぐっと上がるわけです。が、今まではバスに乗ることが分かっている場合は返って荷物になるので、使用を控えることも多かったです。でもこれからは、時間帯を選べば、ベビーカーをたたまずに赤ちゃんとバス移動が出来るので、本当に助かります。

周囲の目の温かさに話を戻します。
子供が小さいと外食する場所も限られてくるものですが、シンガポールではベビーチェアや子供用カトラリーが用意されている飲食店が少なくなりません。さらに子供好きな店員さんが多く、とっても親切にしてもらえるので、親は気持ち的にリラックスして食事の時間を楽しむことが出来ます

【頻繁に往来を繰り返す便利なシンガポールのバス】

こう振り返ってみると、設備が整っているというよりも、子供に対する目が温かいことが何より母親にとってはありがたいと感じます。子連れで肩身の狭い思いをすることが殆どありません。経済大国として国が豊かになり、地下鉄のエスカレーターは東京人も驚くほどのスピードで動いている超都会のシンガポールですが、人々の心には他人を思いやる気持ちが強く残っているのでしょうか

日本はこれから夏休みですね。子連れで海外旅行をお考えのファミリーの方、旅行先にシンガポールをぜひご検討ください。日本から直行便で7~8時間と決して近場とはいえませんが、到着したその瞬間から家族全員で大切な思い出を作ることが出来ると思います。